漠然とした不安。

漠然とした不安を抱えた日常を書く日記

心の風邪?

どうやら、私は鬱病ではなく、ストレスによる適応障害というものだったらしい。

てっきり、うつだと思っていたのだけれども。

 

漠然とした不安は、突然やってくる。

前触れは無い。

 

先生は、ストレスが掛かり続けることによって、脳内物質のバランスが崩れてしまって、体調にも心理的にも悪い影響が出ていると説明をしてくれた。

私からは、薬で何とかなるのなら薬が欲しいと熱望したこともあり、早速、「服薬加療」してくれることになった。

 

処方されたのは、 セルトラリン錠とスルピリド錠。

飲み始めてすぐに効くものではないので、必ず飲み続けてね、とのこと。

スルピリド錠は朝晩。セルトラリン錠は夜だけ。1錠ずつ。

 

しかし、単純な脳内構造なのか、ただのプラシーボ効果なのか、すぐに効いた。

飲み始めてから2-3日で、かなり漠然とした不安が弱くなっていた。

それに、夜19時頃を過ぎるとまた漠然とした不安が襲ってくるので、これはもう薬が切れたな、と感じるようになった。とは言え、半減期とか調べると全然効いてるはず。

やはり、気のせいなのだろう。

 

2週間分を処方してもらい、様子を見ていた。

10日ほど経過すると、朝からうずくまることも、電車をわざと見送ってギリギリの電車に仕方なく乗り込むことも少なくなった。

とは言え、朝は妻に駅まで一緒に歩いてもらい、帰りにはひとつ手前の駅まで車で迎えに来てもらうような日々が続いていた。

 

ただ、丸1日、ストレス因となった上司の運転する車でずっと雑談し続けるイベントもあって、ちょっとしんどくなってしまった。

2週間後、2度目の通院時に、薬を強めにして欲しいとお願いして、セルトラリン錠を倍にしてもらった。

 

ちょうど社内の席替えもあり、上司の席が離れて見えなくなって、そこからは比較的安定、していたのだけれども、結局は週に1度は心の調子が悪く、仕事を休んでしまった。

ちょうど、コロナ禍の影響もあって、どこにも外出できず、仕事も滞っていたので、まぁ良しとした。

 

漠然とした不安

2020年2月、漠然とした不安が、私の腹の奥の方で拡がっていった。

妙な緊張感というか、なんというか。

バンジージャンプの台に立って下を見た時の、すくみあがるような感じ。

いわゆるタマヒュンの一歩手前の感覚が、心臓からヘソの奥というか丹田というか、腹の奥の方までヒュヒュヒュと走る。

腹の次に、手のひらからヒジにかけて、ヒュヒュヒュと走る。

基本的に、ずっと続いている感じ。

一番ラクになれる姿勢は、土下座のように腹を抱え込んでうずくまる姿勢。

 

これが続くと、どうしようもなく気分が落ち込んで、何もできなくなる。

先のことを考えようと思っても、先が真っ暗で見渡せない。

あれをするためには、これをしないと、でもその前に何か必要では?それが分からない。だからもう先のことは何も分からない。

何かする前に上司へお伺いを立てなければならないのでは?でもどうやって声を掛けようか?先に何か準備しておかないと。でもそれが何か分からない。だからもう先のことは何も分からない。

上司から何か言われるのではないか?常にビクビクと怯えて、何を言われるのだろう?何か言われたら何と返せば良いのだろう?でも何を言われるか分からない。だからもう先のことは何も分からない。

先にやっておいた方が良い仕事があるけれども、手を付けようと思うと小さいすぐに終わる仕事が目に付くのでそれを対応し始めて、でもそれもすぐに終わらなくて、何かを確認してから、と置いておくと即ちそれが「先にやっておいた方が良い仕事」になっていて、どんどんとやることが増えて、でも消化できない状態が続いていく。いつ終わるのか、先のことは何も分からない。

なんというか。

漠然とした不安。

 

妻に勧められて心療内科を受診し、とにかくセロトニンが足りていないのではないか、補える薬があるなら処方して欲しい、と言ってみた。

結果、セルトラリンスルピリドを処方してもった。