オンラインでのコミュニティ参加
某役職についてからというもの、平日はいつなんどき、終電まで残らなければならないか分からないので、勉強会やセミナーなどに参加ができなくなってしまっていた。
携帯電話は24時間365日ONにしていつでも取れるようにするよう通達があるし、18時を過ぎてから、20時から会議よろしくね、という話も多々あった。
人との約束も、23時以降でなければできなかったし、それさえもドタキャンする羽目に合うことが何度かあった。よって、平日は誰かと約束すること自体、しなくなった。幸い、休日はきちんと取れていたので。
そんな生活からも離れて、ようやくコミュニティ活動ができるようになってきた。
色んなテーマの勉強会だ。
前々から、勉強会に出るのは好きで、定時ダッシュして勉強会に参加し、懇親会で飲んで帰るというのは良くあるパターンだった。
丸3年以上。
どうも、浦島太郎のような気分だった。色んな情報はアップデートされていて、5-6年前に初出のワードはもはやスタンダードを通り越していた。
しかし、相変わらず頑張って活動してる人はお馴染みの人が多いし、年齢に応じて興味や指向が変わることもあるとは言え、おっさん達のコミュニティは概しておっさん達が年を取りながらやりくりしている感がある。
ちゃんと若返りのできる組織を作る、というのは本当に難しいものだなぁ、などと感慨深く感じているところだ。
そんな中、危機感を持って若返りをしているコミュニティもあって、結構な驚きだ。
しかし、老兵が、しかも何年も現場を離れていた人見知りなおっさんが入れるわけもなく、ただただ、ぼーっと流れ行くログを追いかけるだけだ。まぁこういうのも、悪くない。
そしてこのコロナの状況で、オンライン勉強会に完全にシフトしていて、とても参加がしやすくなった。発言不要なセミナー形式であれば、スマホ片手にマクドナルドにでも居れば良いし、自宅でラフに話ができるというのはなかなか斬新な経験だった。
しかし、あれだ。そのあとの懇親会はよくない。
いわゆるZOOM飲み会というアレだが、どうにも面白くない。気になった人とのところへすり寄っていって、サシで話をしたいのにできない。無理くりグループわけされたりして、対して話題のない中、他人行儀な社交辞令ばかりで時間が無駄に過ぎていく。
ああいう、目的意識のない時間は嫌いだ。
ただただ時間だけが過ぎていく、勿体ない感じ。
社内転職で思うこと。
このコロナ禍の状況もあり、転職をふんわりと断念して、社内転職してみましたが。
やはり古巣の様子が気になって仕方がない。
あのプロジェクトはうまくいったのか、引継ぎしたもののいつまでも相談に乗り続けてやりたい、新しい仕事は取れているのか、やたら帰宅時間が遅いが体調は大丈夫だろうか、などなど。
どうしても、若い者にはこれまで通りに頼られたいし、助言をできるだけしてやりたい。それがお節介だったとしても。
ココロを壊しての部署異動ということで、急きょ決まったこともあり、大した仕事が回ってこないままゆっくりとリハビリできている。
規則正しく、適度な感じ。
これまでの部署ではできなかった在宅勤務も始めて、通勤から解放される悦びを知ってしまった・・・
職場のコロナ対策は、古巣の部署では進んでいないので、壁を一枚挟んだコチラ側とアチラ側では、明らかに人の密度が違う。
これまでも、全員をテレワークにしたいと言ってきたが、ふんわりした反対表明でNGくらってきたので、ついつい、暇にかまけてCOVID19対策ができていない!と文句を書いて今の上司に提出してしまった。
古巣の上司も見るだろう場所に、わざわざゴリゴリ噛みついて書き出してみた。
これまで自分が決められなかったのを知っている上で、「今は立場が違いますから!」と部署異動を盾に吠えてみる。悪い癖だ。
ついつい、古巣の後輩ばかりとチャットで会話してしまうし、新しい部署では積極的に人と絡むような仕事がない。ちょっと、息が詰まる感じもするので、このblogの下書きを考えたりしながら、「これはリハビリ」と言い聞かせる。
ストレス源からは、ひとまず逃げることができた。次は、仕事がちゃんとできるかどうか、だ。
自分の意向とは別に決まった部署なので、業務知識も人脈も足りない。どうせ仕事がやりにくいのなら、まったく新しい組織で、それなりに期待されて仕事を山積みにしてもらった方がまだ気分は楽なのかも知れない。
ただ、忙しくなるとまた鬱っぽくなってしまう恐れもあるので、自分にとってちょうどいいラインを作る必要がありそう。
そして、新しい現場への配属が決まった。
ゆったりリハビリ生活から、シャンとしないと。
お薬止めようチャレンジ
このコロナ禍の状況もあり、在宅勤務というストレスフリーな働き方ができるのがとてもタイミング的に良かったと思う。
コロナ禍で大変な医療従事者や、関連事業の皆様には大変申し訳なくもあり、頭が上がらない思いで複雑ですが。
自分だけの都合で言えば、この状況はラッキー。
今年の盆休みは、在宅勤務からの9連休となり、かつ、ステイホームを基本として遠出も帰省もしないため、お薬を止めてみる良い機会となった。
お薬を止めてみて自信がつけば、後の生活にも良い影響を与えるかな、と。
クリニックの先生にも話して、良いですねーと言ってもらえたのもあり、チャレンジ。
以前に、ロフラゼプ酸エチル錠 1mgを飲むのを止めた時には、およそ100時間経過後に、漠然とした不安が襲ってきた。
結構、長持ちする薬なんだな、と思ったものだ。
今回は、前回の5日間を超えられるかどうかチャレンジ。というか、もう思い切って全部の薬を止めてしまおうと思った。
ストレス性適応障害に関する、今の投薬状況は。
・スルピリド錠 50mg 朝晩
・セルトラリン錠 50mg 晩
・ロフラゼプ酸エチル錠 1mg 晩
これらを、全部一気に止めた。
3日ほど経過して、ちょっと調子が悪かったが、困った時は眠るようにした。
8日経過後、出勤の前日はかなりテンションが低かったのだが、以前のような漠然とした不安が襲ってくることはなかった。
ただ、肩こりと腰痛が気になるのと、ごくたまに頭がクラっとした。車に酔う感じに近かった。これは異様な気温の高さのせいなのかな、と思っていた。
そして9連休明け。
いずれの薬も止めたまま出勤。
特に問題なし。
朝起きてからうずくまって動けなくなることも、駅まで妻に手を引いて歩いてもらうことも、電車を何本かやり過ごしてから乗り込むことも、会社まで無用な遠回りをすることも、なくなった。
ただ、単純に、気分が乗らない、テンションが低いだけだった。
休み明け初日は重い仕事もないので結構ヒマだったが、CPAPのおかげで眠くもならず、 ただ、テンションが乗らずにダラダラとゆっくり仕事をしていた。あまり、自己学習をする気分にはならなかった。
ココロのしんどさから身体がしんどくなるような事態は、避けられているように思えていた。
しかしながら、自宅への帰り道から、やけに頭がクラクラして気分が優れなかった。
夜に日課のウォーキングへ出かけたが、やけにしんどい。耳鳴りがひどく、めまいがする。しかし、シャワーを浴びると耳鳴りは消えた。アイスノンを枕にして横になると、めまいは収まった。これは自律神経がおかしいような症状だな、と思い、セルトラリン錠を飲むことに決定。
やはり、出勤していること自体がちょっとの負担を掛けている模様。
あまり無理はせず、脳内物質を再取り込みしてそうだったらセルトラリン 錠を飲むことにする。
案の定、翌朝にはすっきり目覚めて、ちゃんと動けるようになっていた。
セロトニン大事。
鬱前夜、救いの手
どうやら今年の1月は行動や表情、受け答えなど、いわゆる鬱っぽい異変が身内には見られた模様。
そこから救ってくれたのは、妻からの「がんばらなくて良い」というメッセージだった。自分が何とかしなければ、と根底に思い込んで溜め込んでいたことを、見事に覆してくれたようだ。
今になって、こうしてblogに書くようにもなって、友人にもポツポツと経緯を話すようになって。
とにかく妻には感謝しかないが、これが他の人から言われたとして、果たしてどうだっただろう?
実は、かなりしんどかった時期に、たまたま駅前で配られたポケットティッシュに挟まれたカードを、ずっと職場のPCモニタの下に貼りだしてある。
「死なないで まず打ち明けて その悩み」「生きよう」と書いてある。
死ぬほどではないと一蹴して、記載の電話番号へ掛けるようなことはしなかった。
ただ、根底にあったのは、「誰かに話しても仕方がない」という思い込みでもあった。
振り返って、同じような境遇で苦しんでいる人には、本当の意味で、誰にでも良いから、話してみるのが楽になる一歩ではないかと思う。
他人に話すことは、即ち、自分自身へ語り掛けることになる。
頭で整理して、自分の口で発音して、それを自分の耳で聞いて、認識しなおす。
それによって、自分を客観的に見つめ直すことにつながる。
絶対に、つながる。
そしてそれは、他人ですらなくても良い。反応なんか無くても良い。いやむしろ、相手の反応を気にしたり、前提を延々と話したり、そんな気を遣う必要はないのだ。
ぬいぐるみのクマちゃんに話すと良い。
信じなくても良いので、騙されたと思って、自分の事を、声に出してみると良い。
そこには、はっきりと、SOSが客観的に聞こえてくるはずだ。
それを素直に聞くと良い。
大事なのは、声を出すことだ。
あれ?何かおかしなことを言ってるな?と気付きがある。
自分は理路整然と話したつもりでも、客観的に、論理の飛躍を感じることが出てくる。
そこに「どうせ誰に言っても通用しない」「どうせ何も変えられない」という思い込みが出てくる。
この思い込みを、壊していくと良い。
私の場合は、こぼした愚痴から勝手に妻が壊してくれた。
そうしたら、次には、文字でも良い。書くと良い。
寝る前の日記でも良いし、Blogでも良い。
誰かの目に触れることを前提として 、文面にしてみる。
どうせ、数か月や数年経った自分なんて、別人になっているものだ。
その人が、たまたま読むと思えば良い。
その人が、自分の思い込みを壊してくれる。
そうやって、一歩ずつ進む中で、未来や過去の自分を含めて、思い込みを壊してくれるような人がいなさそうなら、こころの健康相談ダイヤルとかに電話すれば良い。
嘘でも儀礼でも社交辞令でもなんでも良いから、共感の言葉をもらうと良い。
ちょっと鬱っぽいなーと思うことがあれば、是非とも、誰かに話して欲しいと思う。
クマのぬいぐるみが手っ取り早いと思う。
誰もいなければ、こころの健康相談センターへ電話する。
あとは、重い腰をあげて、メンタルクリニックへ行って「薬で症状だけでも楽にして欲しい」と伝える。拒否されたら、別のクリニックへ行く。必ず、薬で症状だけでも軽くしてほしいという思いにすぐに応えてくれる場所がある。
少しでもマシになったら、根本原因から全力で離れよう。
そうやって、生き残ろう。
どうか、死なないで。
退職する!と意気込んだものの。
ストレス性の適応障害ということで、色々とお薬を飲んで、お薬が効いて、それなりに身体は楽になって。
でも、ストレス源から遠ざかろうと退職と意気込んだものの、このコロナ情勢と残念な遺留のため、社内転職することになった。
別部門では、1ヶ月半ほど執行猶予をもらって、ちゃんと窓際族ができたので、とても精神状態もよくなった。
しかし、やはり一番よかったと思える点は、ストレス源となる上司の顔を見ないこと。
通りすがりや、近くで声が聞こえていても、かなりしんどいもので、調子が悪くなる。
ちょうど1年ほど前に、部下がしんどいと言ってきた。
直属の先輩社員が厳しすぎて、ストレスでもう会社を辞めたいと。
さすがにまだまだ成長株だったし、期待しての厳しい指導というのも分かり切っていたので、辞めるのはやめてくれと懇願した。そして、その先輩から離れたいというのが、最大の条件ということを強く確認した。
その頃は、ちょうど東阪間くらい離れた場所への営業を掛けていたので、思い切って、そちらへいかないか?と声を掛けてみた。まだまだ若いし。一人暮らしもしたことないと言っていたし。精神的にも成長できる良い機会だと思った。
どうも彼は、隣のフロアとか、そういうレベルで考えていたらしいので面食らっていたが、悩んだ結果、行くと宣言してくれた。
会社には本当の理由は内緒で、彼がスキル的にもマッチしている、一人暮らしで遠くても常駐できる、チャンスだと押し込んだ。
今になって思えば、彼も私と同じような居心地だったのだろう。
私は徒歩5分の所に元凶が今でもいるし、たまにワークプレースにも入ってくるので、ゲゲっとなっているが。
まぁ、飛行機の距離を一度離れてしまえば、なんてことないだろう。
1年して彼は戻ってきて、例の先輩社員とは壁一枚はさんだ同じフロアにいる。たまに、声も聞こえるだろう。
今はどんな気持ちでいるのかな。
今度、飯でも食わせてやりながら詳しく聞きたいな、と思いながら、このコロナの状況ではそれもなかなか、というところで。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)にはCPAPが恐ろしいほど効く
そんなこんなで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のスクリーニングで即日CPAP治療開始と宣言されて、業者の人がCPAPもってやってきた。
さすがに最近の医療機器はハイテクで、SIMを積んでいるのでデータが即時クラウド上にアップロードされて、医師がすぐにチェックできる仕組みになっているという。
一応、SDカードなんかも刺さるようになっているが、基本的には使わない。
そしてオプションで加湿器機能もついているので、カラッカラに乾燥して苦しいこともないらしい。なんというハイテク。
機械の性能とかに興味津々で色々と聞き出して、「最初のうちは眠れないと思いますが・・・」という業者のお兄さんの言葉もむなしく、初日から熟睡できた。
そして訪れた、目が覚めた時の爽快感。
何かが、明らかに違う。
頭が痛くない。眠れた感じがする。
すげーなCPAPと思いながら、いつも通り朝食と弁当を作って出社。
お昼もお腹一杯食べたし、だいたい14時くらいにはクラクラきていたのだが・・・
全然、眠くならない。
これは本当に驚きだった。
良く考えれば、朝から頭痛がない。まったくない。
自分は片頭痛もちなんだろうとか勝手に思って、ロキソニンを常備していたが、まったく不要になってしまった。
そのまま夜遅くまで仕事は続いたが、まったく眠気が来ない。
すごい。
CPAPすごい。
妻いわく、CPAPをつけててもイビキ自体はかくものの、めちゃくちゃ静かになったらしい。
実は、診療を受けるまで、またCPAPが届くまでの間、「眠気スイッチ」を使って遊んでいた。
AmazonのAWS IoTボタン(通称ダッシュボタン)を買ってきて、
ポチっと押すと「頭痛」。ダブルクリックすると「眠気」。
という感じで、記録を取っていた。
これを押す機会を、完全に失ってしまった・・・
そして、 CPAPをつけずに眠ってしまうと、激しい頭痛と眠気が襲ってくることに。
ついうっかり、リビングでウトウトしてしまうと、その後はもう最悪の事態に。
下手をすると、CPAPなしで昼寝した倍の時間をCPAP付けて眠らないと、通常の状態を取り戻せないほどになってしまった。
もはや手放せないCPAP。
大体2か月で7-8000円ほど、診療とリース代に消えていくが、コスパは充分。
しかし、いつまで付けなければならないのか。
外せるのは、とにかく「痩せれば良い」とのこと。
あぁ難しい。難しい。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)判定を受けた時の話
私が睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断されたのは、およそ1年前。
私の父母と、妻と一緒に旅行で雑魚寝した時に、母から「イビキが尋常じゃないから病院へ行け!」と言われてからだ。
昔から、イビキはひどかった。
イビキの原因なんかは考えなかったし、別にイビキはかくものだと、普通のことだと思い込んでいた。今の妻も、元カノも、腕枕で眠っていたくらいだから、まぁそんなもんだろう、と。
が。
妻いわく、イビキの最中に「カッ」っという音が鳴って、しばらく静かになると。
で、またガゴーガゴーと地獄の轟音を立てるのだそうだ。
この「カッ」っというのが曲者らしく、どうやら息が止まる合図だったらしい。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いがある!となったので、症状を調べてみた。
確かに、延々と頭痛はするし、昼間に耐えがたい眠気に襲われることも多かった。
夜眠る時は一瞬で眠りにつき、目覚まし前にスパっと目覚める。
しかしまぁ、ショートスリーパーとしてはこんなもんかなぁ、という感じで、それが普通だと思い込んで生活を続けていたようだ。
自宅の近くでSAS治療をしてくれるクリニックがあるのを妻が検索して見つけてくれたので、強制的に行くことになった。
先生は、顔を見るなり「ああ、無呼吸なりそうな体型と顔の形をしていますよ」と言った。太っている人、顔が丸い人は、構造的にも舌が寝ている間に落ち込んで無呼吸症候群になりがちなんだそうだ。
その日は、SASの度合いを判定する機械を借りて、寝るときに付けるように言われて帰宅。鼻に管を入れて、手首に何か巻いて・・・そんなに仰々しくはないが、ちょっと病人になった気分だった。
で、その晩は機械をつけてもスコっと気絶するように眠って、ちゃんと朝起きた。
出勤日だったので、機材の返却と結果のヒアリングは妻に任せて仕事へ。
妻から、次の土曜にすぐ受診しに行きなさいとLINE通知。
帰宅後に聞いてみると、どうやらSAS判定の基準回数を3倍も4倍も超えて無呼吸してたらしく、即、CPAPの手配を掛けるようにしなければならないと。「このままでは、5年後に死んでるかも知れませんよ」とか脅された。
CPAPはちゃんと受診してから、申し込みを行い、業者の人が持ってきてくれる手筈となった。